おれの恋



「何だ〜起きてるやん。そろそろ降りて来いって!てか…寝てないの?」


『誰かさん達の声で寝れなかった…』


こんな事が言いたいんじゃないのに

どこまでもアホな男。



「あ、ゴメン…。先に下行ってるね!」




渋々、立ち上がり…言われた通り下に行く。




『おはよ』


リビングに行くと、オトンとオカンもいた。

いつ帰って来たか知らんけど、朝ご飯の用意をするオカンに

パジャマのまま朝刊を見るオトン。


いつもと変わらない朝。


違う所があるとすれば…

空がいる事。それから、空に化粧をしてもらうって大騒ぎの妹2人。






洗面所に行き、鏡に映った自分の顔を見て引いた


『ひでぇ顔…。笑』


うっすらとクマが出来てて

泣いたからか…心なしか目が赤い。


















少し早めに家を出て、オトンの運転する車で式場に向かった。









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