記憶がなくても愛してるって伝えたい
「仕送りしてもらってるんじゃなかったの?」




問い掛けた




「知らない」




ガーン




「とにかく、俺は一人でも大丈夫だから。もう帰れ」




立ち上がった




「どうして?私、ずっと凌に会いたかったのに」





凌は冷たい視線で




「俺は別に会いたくなかった。俺は決めたんだ。あの日、追い出された時から、人生をやりなおすって」




あらら




「えっ?」
(何言ってるの?凌)

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