共鳴り
あれからも、清人は普通に仕事してたし、当然のように彩とも会っているみたいやった。
レナちゃんの名前が出ることはなかったけど、俺も聞けるわけもないし。
そんな日々が過ぎ、一週間ほど経った。
「たまには手土産でも持って来なさいよねぇ?」
レイコさんはコーヒーを淹れながら、突然訪ねてきた俺に不機嫌な顔を見せてくれる。
曖昧にだけ笑うと、迷惑ってことよ、と聞いてもいないのに一蹴や。
「俺、来週誕生日やねんけどー。」
「あらそう、おめでとう。」
棒読みですか。
まぁ、わかってたけど笑ってしまう。
「去年も一昨年もその前も、レイコさん俺に何もくれてへんよねぇ?」
「馬鹿な子ね。
何であたしがアンタみたいなのにプレゼントなんかあげなきゃならないの?」
相変わらず、手厳しい台詞や。
カチャリと俺の前にカップを置き、久しぶりにジャズのCDを聴かせてくれる。
スタンダードナンバーやけど、やっぱり心地よくも感じた。
「理乃ちゃんにでも祝ってもらいなさいよ。」
「…その名前出さんといてやぁ。」
「あらあら、“変態お兄ちゃん”は大変ねぇ。」
変態、って。
けれど、言い返せないとこがまたムカつく。
レナちゃんの名前が出ることはなかったけど、俺も聞けるわけもないし。
そんな日々が過ぎ、一週間ほど経った。
「たまには手土産でも持って来なさいよねぇ?」
レイコさんはコーヒーを淹れながら、突然訪ねてきた俺に不機嫌な顔を見せてくれる。
曖昧にだけ笑うと、迷惑ってことよ、と聞いてもいないのに一蹴や。
「俺、来週誕生日やねんけどー。」
「あらそう、おめでとう。」
棒読みですか。
まぁ、わかってたけど笑ってしまう。
「去年も一昨年もその前も、レイコさん俺に何もくれてへんよねぇ?」
「馬鹿な子ね。
何であたしがアンタみたいなのにプレゼントなんかあげなきゃならないの?」
相変わらず、手厳しい台詞や。
カチャリと俺の前にカップを置き、久しぶりにジャズのCDを聴かせてくれる。
スタンダードナンバーやけど、やっぱり心地よくも感じた。
「理乃ちゃんにでも祝ってもらいなさいよ。」
「…その名前出さんといてやぁ。」
「あらあら、“変態お兄ちゃん”は大変ねぇ。」
変態、って。
けれど、言い返せないとこがまたムカつく。