夢と現実~恋人はホスト~
Ⅳ 教師の私①


「せんせ~!」


学校前のバス停でバスを降りると元気な声で呼ばれる。


「あ、おはよう。」

「「おはようございますっ!」」


元気な運動部の子どもたち。

大きなバッグを背負って、キャッキャはしゃぎながら走って通り過ぎていく。

若いな・・・

10歳も違わないのに。





政令指定都市であるこの市は同じ県の他の市町村とは別に教育委員会が設けられていて、指導方針も若干独特で。

「あいさつのできる子」がどの学校でも必須目標になっていて、全市でほぼ100%実行されている。

人見知りがちな子も小さい声で

ちょっと困ったちゃん、困った君もボソっと挨拶してくれる。

小中学校で染み込まされた挨拶のクセは高校になっても抜けず、私も高校卒業直前まで校内ですれ違う人、誰にでも挨拶してたっけ。。。

悪い習慣ではない。

ちゃんと相手が見えるから。

子どもの時は少しウザかったけど、教師になった今、生徒の顔がちゃんと見れる。

元気か、そうじゃないか。

作り笑いの上手な子も多いけど。



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