7デイズリピーター
希美の話を聞いて納得がいった。



女子なら誰もが羨む綺麗な真っ直ぐ伸びた黒髪。同じ制服を来ているが気品というか纏っているものが他の女子とは明らかに違った。



希美の話を聞いて結太は席を立った。行ったのは優子の席だ。



「……大丈夫?」



「……」



優子は何も話さない。むしろ厳しい目付きでこちらを睨む。完全に警戒されている。



西洋人形のような整った顔立ちは、一瞬結太をドキッとさせる。



透き通るくらいの白い肌は大切に育てられた事を裏付けさせるが、平手打ちを食らった頬は痛々しい程に赤く腫れあがっている。



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