いざ!!咲蘭学園へ
「そや。自己紹介まだやったな。
俺、一ノ瀬和樹(イチノセカズキ)や。
よろしゅうな。」
「成宮千尋です。よろしく。」
「千尋かー。
名前まで女の子みたいやな。」
「お…女の子じゃないって。」
「分ってる。分ってる。
千尋っておちょくりやすくて
おもろいわー♪」
和樹は笑って言った。
こっちもつられて笑ってしまた。
ここに来るまでの不安が
一瞬フッとどこかえ
消えてしまったよーだった。