いざ!!咲蘭学園へ

チラッ…

あたしは東城拓巳を見た。

｢…なに？｣

｢い…いえ。何でもないです。｣

やっぱ怖いなぁ～

｢おいおい。たくちゃん。

学園のアイドルをそんな睨むなよ。｣

そー言って七瀬先輩が

東城拓巳の肩に腕をかけた。

｢別に睨んでませんよ。

腕、どけてください。七瀬先輩。

あと、『たくちゃん』って呼ぶの

いい加減やめてください。｣

｢いいじゃ～ん。俺たち幼馴染みだし♪｣

｢よくない!!｣

｢ほれ、お前も小さい時みたいに

『ゆうちゃ～ん』って呼べよ。｣

｢呼ばねぇ。｣

｢冷たいなー。ゆうちゃん寂しい…｣

｢キモイ!!｣

｢あはははは…!!!!!!!!!｣

あたしは２人の会話を聞いて

おもわず笑ってしまた。