いざ!!咲蘭学園へ





「お前ら~!ガチャガチャぬかす前に、さっさと大会進めろや!」

和樹が半ギレ状態で入ってきた。

あまりの迫力に、みんな黙ってしまった。

和樹が神様に見えた瞬間だった。

「千尋は、こっちで写真撮影な!」

「はいはい。」

まったく…

それからお昼まで、休憩なしで写真を撮り続けた。



「ありがとございました!」

「祭りも楽しんでってな~」

「…。」

最後の参加者さんとの撮影が終わり、裏で和樹と東條の3人で休憩していた。

「疲れた~」

「ご苦労さんです。」

「…。」

「東條?大丈夫?」

苦しそうに蹲っている東條に声をかけた。

「だい、じょうぶ…じゃねぇ…。」

「ホンマ、アホやな~東條は!

あははは!面白すぎ!」

「な、に?」

「予選であんなに食うか?普通。」

「お前が食べすぎなんだよ。」

「別にチーム戦なんやから、俺に勝たんでも良かったのに。」

「どんな勝負事でも、俺は絶対に“敗者”には…ならない。」

「はぁ~。なんやその考えかた。」

「まぁまぁ。いいじゃん。

凄かったよ~東條と和樹の勝負。」

3人で話していると、クラスメイトたちもやってきた。

「そうそう!」

「マジ凄かったぜ!」

「まさか東條が、あんなに食べるとはな?」

「東條のこと、見直しちゃった♪」

「うるさい…。」

「何々?照れてる?」

「「「「「「あははは」」」」」」

東條が皆と会話している。

その姿に、何故か感動をしている私。

良かった。少しは、馴染めたかな…。


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