【BL】No Titlexxx
「俺は大丈夫だからさ……。」
この間、睦野らに暴行されたことは言ってないけど、顔の腫れがなかなか引かなかったからたぶん気づいてると思う。
竜は学校に居る限り出来るだけ傍にいてくれる。
そうすると睦野たちから何もされないから。
だけど、竜に迷惑ばっかかけられない。
もう一度、大丈夫と呟いた。
小さな声だとたので竜に言ってるというより、自分に言い聞かせているような感じになってしまったが、まぁ良いや。
しぶしぶと言った感じで校舎内へ戻っていく竜を見送って、俺は正門へ急いだ。
正門周辺は地味に人だかりになっていた。
女子ばっかだけど。
正門を出るとすぐに壁にもたれた二人を発見できた。
黒髪ロン毛と赤毛ピアス……、こいつらか。
「俺になんか用事?」
「お前が麻生クオか?」
黒髪の方が聞いてくる。
鎖骨より少し長い艶やかな黒髪。
整った顔立ちはかっこいいと言うより綺麗。
えーっと…大和撫子って感じ?
男だけど。
でも、目つき悪い……!!
目つきだけじゃルキより悪いよ。
「そうだけど……。あんたら誰?ナミの知り合い?」
「ないしょ。」
赤毛の男がイタズラに笑いながら答える。
こっちは典型的な長身なイケメン。
でも、若干目が緑な気がする…。