教育実習で出会った恋人

「私はずっとこの１年間。先生のことふっきれることができなくて。ずっと思い続けてきたのに無神経よ、ずっと無視続けていたしさあ。教師って皆、そう無神経なの？」



思わず泣きだした



「ﾊﾞｶ、こんなところで泣くな？俺のどこが無神経なんだよ？」



時鷹は人に見られない。はしっこのところで無理矢理恭子を壁に押し付けた。



「無神経じゃない？ひどい」

「だから、そんなんじゃないって」



そう言いながら時鷹は恭子の唇を奪った。恭子はさすがにびっくりしていた。



「な！何するのよ！」



と言いながら、恭子は時鷹を自分から引き離した。



「俺がこの１年間、どんな思いをしてきたか。知らないだろ？」



恭子は黙ったままだった