18歳の女王様~うちらの選んだ道~
そして私は昨日道でもらったチラシをハルカに見せた。


「ちょっとこれ見て。。」


あまり見せたくなかったけど。。


やっぱりハルカに知ってもらってた方がいいし。。


「。。何これ?」


チラシを手に取るとハルカの顔が一気に青ざめていく。。


「これ。。昨日ね歩いてたらいきなり違う店の社長に渡されたんだ。。」


「こんなことするんだ。。」


ハルカは少し戸惑っているようだった。



「うん。。ひどいよね!こんなことするんだもん」


「この子。。どうなっちゃうんだろう。。」


ハルカもその子に自分を照らし合わせたんだろう。。



「使えるだけ使って。。捨てるって言ってた。。」


私は社長から聞いた事を話した。


「。。本当、汚いことするね。。」


その言葉にハルカもイラッとした表情になった。


「うん。。本当に許せないよ!」


「この人。。うまく逃げて欲しいなぁ。。」


ハルカは願うように言った。



「私もそう思う。。」


「そして私も絶対にこのまま逃げるから。。」


「うん。。協力する!」


「実花とか綾ちゃんには迷惑かけないようにするから。。」



「何言ってるの!迷惑なんてうちら思ってないから!」


「でも。。私を捕まえるためなら実花や綾ちゃんのことだって。。」


「まぁ確かにあの店長ならありえるかなぁ。。」


「でしょ。。?そうなったら覚悟はできてるから。。私、店長と直接会って話すから。。」



「。。バカじゃん!そんな事したら。。」



「でも。。大切な友達に手出されたら。。許せないから。。」



「ハルカ。。うちらは絶対大丈夫だから!ちゃんとお腹の子供を守ってね!」


「うん。。それもそうだけどさぁ。。ありがとね」


「ううん!とりあえずハルカは今はゆっくり体調整えてね!」


「うん。。ありがとう」


そして私はハルカを家まで送りそのまま店に戻った。



< 323 / 551 >

この作品をシェア

pagetop