18歳の女王様~うちらの選んだ道~
「。。。そうじゃないけど、私は純ちゃんに抱かれたかったんだ。。」

「はぁ。。。。」

綾ちゃんは呆れた顔でハルカから目をそらした。

「好きなんだもん。。幸せだったんだもん。。許してよ」

ハルカはそのまま号泣した。

「。。。。そんなのわかんないや」

綾ちゃんはボソッと言いタバコを吸った。

「そんなに好きだったんだ。。。」

私は心で思っていることが口に出てしまった。。

するとハルカが泣きながら大きく首を縦に振った。

私はうらやましかった。。。

同じ16歳のハルカがそんなに好きになれる相手がいること。

結果、ハルカは残酷なことをしてしまったのかもしれない。

だけど、そこには純粋な16歳の女の子がいたんだ。

その日ハルカは涙がでなくなるまで泣き続けた。。

それを切なく私は見ていた。

綾ちゃんもそんなハルカを見て側にいき抱きしめた。。

多分綾ちゃんにもハルカが本気で好きだった気持ちが届いたんだろう。

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