恋する背中をつかまえて


…いけない、いけない。
夢の世界にトリップしちゃう。


「そうなの??じゃあ美羽ちゃん紹介してあげるよ!」





えっ?!



今なんて?


「実は高校の同期でさ〜、
この後会うんだけど
良かったら美羽ちゃんも来る?」


行きます!
もちろんです!!


…って大声を出しちゃった。

「偽者とか、そっくりさんとか、罠じゃないですよね?!」

って念を押したけど。


もちろんだよ!
って携帯を見せられた。

「そんなに会いたいなら、
何でもひとつ、
言うこと聞いてくれたら
連れていってもいいよ〜?」

もちろんです!

桜井さんに会えるなら、
例え火の中、水の中!!



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