魔女と魔獣
真っ黒い特攻服とハチマキの
真重は一段と素敵だった。


「かっこいい。」


「これも今日で最後だ。
見ててくれな。」


私はうなづいた。


バイクに乗って集合場所についたら
かなりの台数が集まっていた。


真重のバイクは爆音を立てて
みんなの待つ広場に現れた。


「ちーーっす」


真重は麻痺をしている足を
ひきづって
メンバーの中を歩いた。

私はバイクのところから
真重を見送った。




そしてみんなの前に立った。



堂々とした真重の様子に
鳥肌が立った。




「マジュ!!マジュ!!マジュ!!」


掛け声が続いた。
< 323 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop