ワケありな三人
今日は風が強いからか、日頃の行いが良いのか客が少ない。





深夜0時をまわり、あまりにも暇だったので、裏で寝てしまっていた。





「太田君、起きて!」





右田さんが体を揺らす。





「すいません、オレ寝てしまってました。」





目をこすりながら、腕時計を確認すると、10分も経っていなかった。





「今変な客が入ってきてて、キャップにサングラスにマスクの。」





それは怪しい。典型的なコンビニ強盗じゃないか。





「オレに任せてください。」
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