オルゴール
話し終わると、2人は海を見て、ニアニアしていた。


「…何?」まだ笑ってるし。ちょっと怖い。


「海~、‘‘恋の花’’、咲いちゃった!?」


美登が言った。「恋の花?」


あきらが雑誌を見せてきた。


美登が続きを話した。


「雑誌に書いてあったの。これ。‘‘女の子は
みんな心の中に恋の花がある’’って」


「ふ~ん。でも今日会ったばっかだし、
好きになれなそうだし…。」


話とかは、合ったけど…。なんか、怖かったし。


あきらが海の隣に座って言った。


「で、その人の名前は?番号と、アドレスは?」


「あ!!聞いとくの忘れてた」


あきらが呆れた顔で言った。


「はぁー。じゃぁ美登、あれ。出して」


すると美登はノートを取り出した。


「なに、それ」海が聞くと、


「うち、全クラスの人のこと調べて、それをノートに書いてんの」


「ストーカーじゃん!」


海は笑いながら言った。


美登が海にノートを渡した。


「写真とかはってるから、そこから探して」


写真とかもあるんだ。

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