オルゴール
海はノートをペラペラめくった。


…いない。あの人が。


「…いないよ」「えーうそ!そんなはずは…。」


美登はがっかりしていた。


そんなに自信、あったんだ。


てか、調べられたね。そんなに。相当いるし。


するとあきらが「今から6組行く?」


そうだよ!その手があったじゃないか!全然


きずかなかった。うちってバカじゃん!!


3人はすぐ6組に行った。





教室を覗き込んでも…いない。


周りを見ても…いない。


どうして?さっき学校来たよね!?もしかして…幽霊!?


幻覚!?え~!!なんでなんでなんで~


「いた?」美登が海の顔を覗き込んできた。


「いなぁ~い」


そして帰ろうとしたとき、「ねーねー君たち!」


…ナンパか!!学校で!?


後ろを振り向くと五木健太が立っていた。


「あのさ…あきらちゃんに話しあんだけど…借りていい?」


これは!!「ちょっと待ってて」

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