あなたの玩具
そして次の日
とうとう僕は本当に捨てられてしまった。そして凄く長い月日がたち。僕とご主人は決して会うことはなかった。だってご主人は星[死んだ]になったんだから。あの後のことだ。ご主人は電車にひかれ、両腕両足を失ってしまった。僕みたいに。そして僕は…





「うわあ!可愛い」





ゴミ捨て場にいた僕はある女の子に拾われた。

肩までのびた髪。小柄で大人しそうな女の子だった。その子は僕を抱き上げた。





「凄くボロボロだけど可愛い。持って帰ろう」





すると前の方から3人の女の子がやってきた。

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