メルラブ
無口な子だなあ。[すみません]とか[ごめん]とか[ありがとう]とか一言、言えばいいのにと思いながら私は男の子の方に顔をあげた。





「…」





目の前には綺麗な黒髪にクリクリした可愛らしい目、そして細身の美少年がいた。注目すべきするところは、もう一つあった。彼の表情は凄く辛そうな顔をしていた。





「…」





数秒間、男の子の口元は動いていたが。しかし言葉が出てくることはなかった。





「もしかして、あなた。」
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