女子高生と恋愛中

真帆の願い

 「‥まぁ‥ちゃん‥おはよ」
弱々しい声の真帆‥
「ああ、おはよう‥気分はどうかな?」
俺は努めて明るく振る舞った
「最悪‥ああ‥ごめん‥も少し寝るよ」
「ゆっくり寝て」

夕方目を覚ました真帆は
「まーちゃん‥大切な話があるの」
「ん?何?」
「ねぇ‥私死ぬの?」
「バカな事言うな!!真帆が死ぬ訳ないだろう」
「そ‥じゃあ‥もし‥私がいなくなっても‥まーちゃんはしあわせになってね
まーちゃんは不器用だからなぁ‥私がついててあげれればいいんだけど‥無理みたい
私、まーちゃんと出会えてしあわせだったよ。ありがとう
それとごめんね‥赤ちゃんだめになっちゃったね‥楽しみにしてたのにさ」
「‥」
何も言えない俺
「まーちゃん‥元気だしなよ‥きっとしあわせになってね」
「真帆‥絶対治るから!!諦めるな!!」
「うん(^-^)ありがとう(^o^)そだね‥けど約束してね‥指切りだよ」
布団から右手を出そうとしてる
慌てて右手をつかんで小指を絡ませた
「約束だよ‥げんまん」
笑顔の真帆‥
こぼれる涙を止められない俺
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