生徒会長様と風紀委員長様の恋
−麗side−
ギイィィ、ギイィィ
何故だろう?
何故、アタシは、
ずーっと、ずっと 椅子を、
ギコギコさせてるんだろう?
「‥どうしたの?麗」
そう言って近づいて来たのは、福風紀委員長の
南雲 色〈なぐも しき〉件、アタシの親友でもあり幼なじみでもある子
「イヤ、考えごとしてて‥」
「黒峰クンのことでしょ?」
ドキッと一瞬、胸が高鳴った。
「なツツ‥な何でわかるの?」
はぁ‥、と色は一回ため息をつく
「何でって!何年、アンタの親友やってると思ってるの」
「12年‥」
「うん。正解!だからさ何でも言ってみ?」