転んだら死神が微笑んだ
知春「…あかりちゃん。」

あかり「…。」


知春「あかりちゃん。」

あかり「あっ。な、何ですか?」

知春「どうしたの?なんかすごく怖い顔してるけど。」

あかり「あの子安って偉そうな人といた、もう一人の痩せた男の人って、誰なんですかね?」

知春「さあ?よく見てなかったから、オレにもわかんないな〜。」

あかり「そうですか…。」

知春「あの男の人がどうかした?」

あかり「サカグチ ヤスヒロさんって、言うらしいんですけど…。」

知春「う〜ん、聞いたことないな〜。」

あかり「あ、あの…」

どうやって、説明すればいいんだろう?

こんな話なんて信じてもらえるのかな?

まだわたし子どもだし、笑って聞き流されるかもしれない。

それに、まだ本当のことかどうかわからないし、迷惑かけられないな…。


知春「うん?」

あかり「いえ。なんでもないです。」

知春「そんなに気になるなら、調べてあげるよ。そのサカグチって人のこと。」

あかり「ホントですか!?」

知春「え。もしかして、あかりちゃんって、ああいうもっと年上の男の人がタイプなの?」

あかり「ち、違いますよっ!」

知春「あっはっはっは。冗談。ちょっと待ってなよ。」
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