転んだら死神が微笑んだ
ぐぅううう〜〜ぅ!



かなえ「ちょっと、ミキ!いくらお腹すいたからって、そんな大きな音鳴らさないでよっ!」

いきなりお腹の音がなった。

誰にでもわかるはっきりとした音だった。

かなえは、ミキが犯人だと思い、ミキの肩を叩いて注意した。

ミキ「わ、わたしじゃないって!」

ミキは顔を真っ赤にして、否定した。

顔は見えなかったが、タカシの肩が小刻みに揺れていて、明らかに笑っているのがわかった。

笑っている理由はわかっていた。

鳴らしたのは、わたしのお腹だったからだ。

ミキよりも真っ赤になっていることが、自分のほっぺたに伝わる熱でわかった。

寿明「ゴメンね!待たせちゃって。お腹すいてるなら、なんでも好きなもん食べていいよ!俺らで払うから。」

寿明君が満面の作り笑顔で、メニューをわたしたちのほうに渡してきた。

ミキ「ホントっ!?やった〜。さすがお〜みのコだねリッチ〜。」

かなえ「あんまり、頼まないようにしてよ〜。」

ミキ「だってさ〜、あ、コレ超うまそーじゃない?」

かなえ「え?!どれどれ?」

結局、かなえもメニューを見せられると、つられてどれにしようか悩み始めた。
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