掌編集
 だが、祖父は何も言わなかった。言えなかったのだ。孫の為とはいえ、孫の好きにさせてやっても良いと思ったのだ。祖父にとって、孫は可愛かった。それは、目に入れても痛くない程に。だからこその愛情だった。
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