ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
街は初売りでにぎわっていた。


花音は小さく溜息を吐いた。


やはり1人のお正月は寂しい。


――カイトさん、今頃お仕事しているのかな・・・。


元旦だから店は開けないのだという。






マンションに戻った花音はエレベーターの20階を見て溜息を吐いた。


部屋に戻ると憂鬱感が襲ってきた。


――誰もいない部屋、母子家庭だから慣れたと思ったのに・・・。この気持ちはお正月なのにママが入院していないから?それともカイトさんに会えないのが寂しいから?



パーティーがまるで夢のように思える。




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