ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~

相談

* * * * * *




花音は喉がかれるぐらい思いっきり叫んだ。



叫びすぎて喉が痛い。



叫び過ぎてしまったのは真冬の遊園地には人が少なく、かなりの良いペースでマシーンに乗れたからだ。



「はい 飲んで」



遊園地で寒さをしのげるファーストフード店に入ったカイトは温かいカフェオレを手にして戻ってきた。



「ありがとう カイトさんっ」



少し声が掠れている。



「叫びすぎちゃったね?」


その声も可愛らしく愛おしい。



「すごく楽しかった♪カイトさん、耳は大丈夫?」



「そういえば少し痛いかもな」



耳を押さえる仕草をしたカイトに花音の顔色が変わった。



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