ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
莉緒は花音と話した事を紫苑に言った。


「あとは小夜子さんの良心の問題だな・・・」


「・・・うん でも結婚してから知るのは良くないと思うの 小夜ちゃんが早く本当の事を言って欲しい」


「花音ちゃんはフランスへ行くのか・・・・」


紫苑はこめかみに指を置いた。



弟のようなカイトの力にはなりたいが、複雑すぎて紫苑も困っていた。



* * * * * *



カイトは小夜子に何度も電話をかけたが繋がらない。


カイトは携帯をテーブルの上に放り投げた。


――なぜ、電源を切っているんだ?


マンションへ帰ってきてもう一度眠ってもまだ二日酔いで気分が悪かった。



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