ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
* * * * * *



花音はベッドに座りクッションを抱えた。


カイトさんって、やっぱりカッコいい。



花音は父親がいないせいか同年代の男の子は眼中になかった。



ファザーコンプレックス。



カイトに惹かれてしまう気持ちを抑える事は出来なかった。


また近いうち会えるかな・・・。



「花音?夕食が出来たわよ~」



ドアの向こうから母の声が聞こえた。



今はまだ6時だが母は花音の夕食を必ず作ってから仕事へ行くのだ。



それだけは小さい頃から欠かさない。



「は~い」



花音はクッションをベッドの上に放るとダイニングへ行った。




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