一筋縄では逝かせない★



「(えーっと…話が読めなくなってきたわ…。)」



ミッシェルがいきなり飛んできて、王様となにやら言い合いをしているころ。



桃子は1人、首を傾げていました。



「(まずなんでカメが空から降ってきたのかしら…?カメって空飛べたっけ?…突然変異?)」



うーん、と顔を歪ませて考えます。



「(整理しましょう。うん。まずは、この2人が親子だった。)」



桃子は男と畑おばあさんを見ます。



「(そして、この男が黒幕だと思われたが。このいきなりやってきた船長も怪しそう…。)」



と、のんきにあくびをしている船長に視線を投げました。



「(てか、何なのよー?この妙な集まりは!仕組まれてるとしか考えられない!)」



桃子は結局はうなだれて、ミッシェルの話途中でしゃがみこみます。



「(絶対誰がこの状況みてほくそ笑んでる奴がいるに決まってる!)」



桃子が周りを見渡したとき、少し悪寒がしたのは桃子の勘違いなのでしょうか…。




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