僕は…あたし!




『なぁ。


文化祭、終わったら皆に話したい事があるんだ。

聞いてもらえるかな?』



あたしは、皆の目を見ないで空を真っ直ぐ見つめて言った…。



「おう、仕方ね〜から、聞いてやるよ。」


康は、ニカッと笑ってこっちを見た。



「あぁ、俺も聞くよ。

安心して言えな?」



修は、あたしの頭をワシャワシャしながら言った。



「うん。

ちゃんと、聞くよ。」


仁は、優しく“大丈夫だよ”って伝わるようにあたしに笑いかけた。



『ありがとう…。』



あたしは、柔らかく微笑んだ。



…今は…今だけは、このままでいさせて下さい… 。


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