ウェンディ~君に贈る花~



見られるとまずいものが入っている、ということだ。



この封筒に。





俺が来なかった場合に備えて仕込んだのだろう。




俺は万歩計程の大きさのその黒い物体をポケットにしまいこんだ。




そしてロッカーから封筒を取り出すと、マンションへと向かって歩き出した。



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