神様ねぇ‥どぅして?


近くにいたおばさんが、すぐに救急車を呼んで慶は、病院に運ばれた。
私も一緒に乗った。が、慶は、14歳と言う若さで………



逝ってしまった。。。

後から慶の家族が来て事情を知った。慶の家族も泣いていた。


何であの時、慶は私を助けたんだろう。何で慶が、死ななきゃいけないんだろう。
慶、ごめんね?こんな私なんかの為に。慶には、まだ生きなくちゃいけないじゃん。
だってそうでしょ?彼女サンに渡さなきゃいけない物があるじゃん。
慶、バカだよ。バカだよ!
もう会えないの?もう喋れないの?もう一緒に遊ぶ事も泣く事も一緒に歩く事も笑う事も出来ないの?
ねぇ嫌だよ、いやーーっ。



ヒク………グスン…ヒク…
私の目には、涙がいっぱい溢れていた。


「アリスちゃん」と声がした方を振り返ってみると慶のお母さんが涙を目に浮かべながら、こっちに歩いて来た。


慶母「ちょっといい?」

『はい』

慶母「アリスちゃんに言わなくちゃいけない事があるの」

私は、首を傾げた。






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