さみしいよダーリン★
《澄人SIDE》


「・・・うん、わかったよ。・・・じゃぁ、気を付けて帰って追いで。」



ピッ─────────



「はぁ・・・・・・」



あ〜・・・今日何度目だよ。


俺は頭をガシガシかく。



電話の相手は、今二泊三日の旅行中の俺の可愛い奥さん。



久々にまとまった休みがとれ、友人に誘われたと言ったので、行ってくるように勧めたのだ。



だが、歌乃のいない毎日は予想以上に退屈だった。




今日帰ってくるのだが、それも夜だ。



それまで何をしていよう・・・




俺が“う〜ん”と唸っていると、携帯が鳴りだした。



「誰だ?」



携帯を開いてみると、そこには懐かしい名前があった。



ピッ



「もしもし・・・よぉ!久しぶりだな。・・・あぁ、大丈夫だ。──」



















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