さみしいよダーリン★
電話の向こうから聞こえてきた声は、久々に聞いた懐かしいものだった。



高校時代の友人からで、今夜男4人で飲み会を開くらしい。



そこに、俺を誘ってくれたのだ。



久々だから楽しみだな。


歌乃もいないし、丁度良かった。



飲み会は夜7時からだと言う。



歌乃が帰ってくるのは9時過ぎだから、それまでに帰れば問題ないだろう。




それから飲み会までの間は仕事の確認や、ゆっくりと過ごしていた。





────────────・・・



ガラッ


「いらっしゃい!!」



ドアを開けると、大きな声が聞こえてきた。


居酒屋に来るのも久しぶりだ。



歌乃とは来たことがない。




俺があいつらはどこにいるのかと周りを見渡すと



「桐生!」


「お、きたな。こっちだこっち。」



と言った奴らが見えた。



変わってねーな。



「おー!」



ククッと笑いながら傍に行く。



そして、俺をここに誘う電話をしてくれた奴の隣に腰を下ろす。



「これで全員集まったな。」


「あ、待たしたか?」


「いや、大丈夫だ。ビールか?」


「あぁ。」




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