さみしいよダーリン★
「そしたら、また夜ね。」


「あぁ。じゃぁな。」


「うん!」



ニッコリ笑って、カワイイ奴♪



俺は歌乃を仕事先のホテルまで送り、その足で少し早いが会社に行った。





「おはようございます。」


「おはよう。」



会社に着き、部屋に入ると進河がまず出迎えてくれる。



「今日のスケジュールを確認させて頂きます。社長・・・・・・」




そう、まだ歌乃には言っていないが、俺は今、一流企業と肩を並べるとまで言われている会社の社長をしている。



「あぁ、ありがとう。悪いけど、辰美 礼さんを呼んでくれないか。」



今日は仕事の前に話さなければならないことがある。



「社長・・・歌乃さんを差し置いて、美女と密会ですか?」



おいっ!?


なんつー誤解を招くことを!!



「あのなぁ・・・。歌乃も知ってることだ。誤解を招くことを言うな!」



別に美女役が歌乃なら、いつでも何度でも構わないけど・・・



「社長、妄想も大概にしてくださいね。今お呼びしますから。」




そう言い出ていった進河。



あいつは何故だか妙に歌乃を気に入っていて、俺に時々アドバイスをくれる。



「クールなんだかお節介なんだか、よくわからない。」




そう呟いているとドアがノックされた。




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