さみしいよダーリン★

澄人SIDE〜本性

「・・・ん・・・・・・」


俺の腕の中で身じろぎした歌乃。



昨夜、やっと、やっと・・・



歌乃を自分のものに出来た。




歌乃の白い肌に



甘い声に



身じろぎする姿に



涙で潤む瞳に



恥ずかしさで赤くする顔に



どれほど欲情しただろう。



《澄人・・・愛してる・・・・・・》



そう耳元で呟かれて、俺は涙が出そうだった。



離れている時、一番聞きたかった言葉だ。



もう嫌われたかもしれない。



愛想を尽かされたかもしれない。



顔も見たくないと思われてるかもしれない。



浮かんでることは、こんなことばかりで



後悔ばかりが、胸をいっぱいにした。



もう遅いのか・・・・・・?




そう思ったりもした。



でも、どうしても、諦められなかった。





「歌乃・・・お前を、愛してるから・・・・・・」



愛しくて仕方がない存在。



どれだけ、愛を囁いても抱き締めても、あの時君が受けた淋しさはもう取り返すことは出来ない。



だからせめて、これからの君に淋しい思いはさせないと自分に誓いを立てる。



その誓いをレールにして君の心をこれからずっと俺に走らせることは出来ないのだろうか──?




毎朝、君に電話してマンションにいることを確認したいほど俺は、君がいなくなることを恐れてるんだよ。



「頼むから、もう、俺の前からいなくならないでくれ・・・」



願いをこめて、歌乃の唇にキスを落とした。




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