さみしいよダーリン★
離したくないよ。



他の男なんかと結婚してほしくない。



そう思ったら、自然と腕に力が入る。





「でもね、結婚のこと真剣に考えてるってことだけは、わかって。それに、今は澄人とずっと一緒にいたいって思ってるしね!」


「歌乃〜〜!!」



俺は、歌乃の胸に顔を埋めて抱きついた。



そんな俺に笑う歌乃。



そして思い出したように言った。





「前みたいに、淋しい思いさせたら、結婚以前の話だからね!」


「う"・・・わかってます・・・」




「それでよろしい」と言って、俺の頭をくしゃくしゃに撫でた。



それが妙に、心地よくて俺は知らないうちに眠ってしまった。





歌乃がひっそりと、愛の言葉を囁いてくれたのに、気付かずに。



























「大丈夫。きっとあたしが離れられないから・・・」





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