さみしいよダーリン★
「それから、はい。」


「ん?」



あたしは、テーブルの上に置いていたプレゼントを渡した。



「ハッピーヴァレンタイン!澄人。あたしからのチョコレート。」


「え、マジ?」



澄人に渡すと、澄人はとても喜んでくれた。



作って良かった〜!!



「歌乃、愛してる。ありがとう!」


「あたしも〜♪」



ギュウッと抱きしめてくれた。



「さ、ご飯食べよ。」


「あぁ、着替えてくるよ!」




そう言うと、澄人は寝室に行った。















────────────・・・・



「「いただきまーす。」」



テーブルを挟んで向かい合い席に着く。



それから、澄人は美味い美味いと言いながら、他愛ない話をした。



「ホント、すっげー笑ったよ!腹痛くなったしね。」


「そんなに!?」



リビングはあたし達の笑い声でいっぱいになった。




特別にしなくたって、いつも通りだけど、いいヴァレンタインになりました。



と思った。




ところが、澄人がお風呂に入っている時に、あたしは澄人の鞄に入っているチョコレートの箱を見つけてしまった。



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