さみしいよダーリン★

まさか!?

翌日─────────・・・・・



「どうだ?良くなったか?」



朝起きてみても、具合は良くならない。



「う〜ん・・・あまり。」


「熱計ってみろよ。」


「うん。」



澄人から体温計を受け取り、あたしは脇に挟んだ。



「慣れない夜勤で疲れたんだろう?」


「でも、たった1日だけで・・・どれだけあたしは体力ないのよぉ。」



ベッドで横になり、うなだれる。



澄人はベッドの隣にしゃがんで、あたしの目線の高さと同じになった。



「ただの微熱ならいいんだけどなぁ・・・。」


「大丈夫だから、仕事行ってきて。」


「はぁ・・・今日休んじゃおうかなぁ。」



澄人はベッドに顎を乗せていつも甘えるときの表情。



まったく、うちの社長は・・・



「仕事はしっかりしなさい。社長〜♪」



あたしが、人差し指でチョンと鼻をつく。


すると、澄人は苦笑い。



「未来の社長夫人に言われれば、行かないわけにいかないか。」



そう言い、スーツに着替え、支度をする澄人。



「じゃぁ、行ってくるよ。」


「うん、気をつけてね。」


「あぁ。おとなしくしてるんだぞ。」



チュッと唇にキスをすると、澄人は部屋を出ていった。



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