廃陸の旅団
「ふん、戯れ言はもう聞き飽きましたわ。あなた達は消えなさい。」

ローザスの腕が伸び、傷付いているハイマンスへと向かっていった。

しかし、ハイマンスはそんなことは見向きもせずに術の詠唱を始めていた。

「『結鎖・白霊晶楼』」

術の詠唱に集中して隙だらけのハイマンスの前にジンが躍り出る。

ジンの作った結界は透明な水晶のような壁を作り出し、ローザスの手を弾き返した。

更に、ローザスはジンの結界に触れた部分から結晶化し、一瞬にして廃れては辺りに散布しながら砕け散っていった。

「まだ生きていたのか。邪魔な奴等めが。ならばまずはお前だオスカー!!」

ハイマンスから矛先を代えオスカーへと振り向いたローザスの眼前には、すでに術の発動準備が整っていたアストンが待ち構えていた。

「まずはニーヴァス達の分をお返ししますよ『デア・ジャッジメント』」

天空から突き出された白銀の剣がローザスを突き刺す。

剣は光り輝くと、その内部から超高圧な電撃をローザスの体内へと流し込んだ。

「ぐあぁぁぁっ。こんなことで私を倒せるとでも思っているのかぁ!!!」

ローザスがフォースを解放するとアストンの術を掻き消してしまった。

「思っているさ。俺達はお前を倒すよ。」
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