廃陸の旅団
神居の中学に転校生がきてから半年。

神居によるカムイの冒険物語は相変わらずの好評のまま、まだまだ続いていた。

休み時間になる度に神居の周りには人だかりができる。

沢山の生徒のなかでも一際楽しそうに話を聞いていたのはクラナドと百合で。

クラナドと神居はもう自他共に認める親友に成っていた。




そしてとある工場跡地で、珍しいローブを纏う男性が住んでいる。

という噂が持ち上がることがあった。

「ふふ。観察者達が次に選んだのは彼らの住んでいた2000年程前の美しかった頃の地球ですか。果たして、歴史は繰り返される。と言いますが今度はどうでしょうね…ふふ、ふふふふ。」
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