ラブソングをキミに



「え?…あ、はい」


そういいながら振り向いた。

そこに居たのはライブ中あたしに声かけてきた人




服はもう着替えたのか全然ライブの時と違うし、目立つ金髪を隠すためか帽子を被っていたので周りの人は誰もこの人があの金髪君だとは気づかないらしい…





「何ですか…」


「いやぁ…メアド交換しない?みたいな」



その男はへらへら笑いながらあたしにそう言ってきた。






「イヤにきまって「はい!もちろんです♪」

あたしの声をさえぎったヒカリの言葉でその男はさっきまでのヘラヘラ顔よりもっとヘラヘラしてすばやく携帯を取り出した。




「無理って言って「でも、リュウさん美緒ちゃんはヒカリの物ですから!外泊の時はちゃんと許可とってくださいね!?」





結局、ヒカリに無理矢理携帯取られて知らない男のアドレス携帯にいれられてあげくの果てには「あとで電話すんね♪無視したらダメだよー」だって。



なんだこの男




そしてあたしの長い夜は終わった。



 
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