虹色サイダー
「まあ、色々と……」


『ふーん、まあいいけど。思李に聞いてみようっと』


「うん、じゃあお願いします」


『何、急に焦り出してない? あ、そか、今部屋に女でも連れ込んでた?』



んなわけあるかい!


彼女呼んでたらあんたなんかに電話かけられるか!



「違います。ただお客さんが……」


虎はなんてことなく座ってくれてるけど。


多分電話だっていまいち理解出来てないだろうし。


そろそろ眠いとか言い出しそうだし。



『客? あ……ははあ、それは悪かった。じゃ、切るわ!』



……ん?


何を納得しなさった、夏梅さん。


 
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