狐面の主人



しばらく橋を行くと、向こうに奇妙な行列が見えた。

提灯や鈴、薙刀までをも持った使い達が、炎尾の帰りを待っていたのだ。




「っ!?」


五穂は、行列の前まで来て驚いた。

なんと、全員、炎尾のような狐の面を被っていたのだ。


誰一人、素顔も声も出してはいない。




「五穂、お前は俺と同じ籠に乗れ。」


炎尾は五穂の手を引いたまま、四人の狐男達が担ぐ籠に乗った。

そこいらの貴族のものより、ずっと大きく立派だ。


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