狐面の主人



すると、その決意に胸打たれ、炎尾が優しくこう言った。







「…分かった。
五穂が言うのなら、任せよう。





宴には、八名の客人を呼んだ。
全員分の御馳走を作ってくれるか?」



「ッ!!

は…はいっ!!」





炎尾に、認めてもらえる。



五穂の顔が自然と笑顔に変わった。




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