生徒会同盟
「家、どの辺り?」
『5分くらいで着く…』

「じゃ案内してよ。朝迎えに行くから」
『あ…はい』

街灯が空を包み込むような、そんな感じ

二人の足音だけが道に響く。

「もう少し?」
『ここです』

「立派な家だな」
『そうですか?』
作り笑いで頑張る私に、会長の影が近づいた

触れるか触れないか

唇が重なった。

『!』
「またあした」

会長は私を抱きしめると、去っていった


会長…

私、会長のこと

好きみたいです
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