お兄ちゃんは悪魔サマ
「尚哉、時間!」
「あ、2……」
「21時5分ですよ、陵さん」
「そうか……。2人は朝までこの部屋で待機しててくれ。お前らが動くには暗すぎるし、明日の為に睡眠を取って体調を万全にしておいて欲しい」
「陵は?」
「もうしばらくここに居る。そして夜中の2、3時になったら唯の様子を見に行く。その時間なら犯人が寝てるかもしれないし、起きてたとしても注意力散漫になってるだろうからな」
陵の言う事は最もだ。兄貴もそう思ったらしく、素直に頷いている。
まぁこの部屋でしっかり寝れるかどうかは、甚だ疑問だが……
「そういや腹減ったな。買って来たのに食ってねぇや」
「そうだな。陵さん、俺ら食事をとってしまいます」
「ああ。しっかり食っとけよ。明日は下手したら、何も口に出来ねぇかもしれないからな」
俺と兄貴は、コンビニで買ってきたちょっと冷めた弁当を食べて、何とか寝れる場所を確保した。
いよいよ明日が、運命の日――