お兄ちゃんは悪魔サマ
「ほい、やるっ」
尚哉くんがくれたのは缶コーヒーだった。受けとった私は少しそれを眺める。
「あ、ごめん。コーヒー飲まない派?つい自分のと同じの買っちゃった」
「あ、ううん。コーヒーは好きなんだけど、ブラック派」
「え?マジ?」
尚哉くんは驚いたように見てる。
「でも飲めるから大丈夫、ありがとう」
「おぅ」
尚哉くんに連れて来られたのは大きめな公園。かなり広さはあるから、ちょっとやそっとじゃ見つからなさそう。
その公園にあるベンチに2人で座っている。
缶コーヒーを一口飲んで、私は話しを切り出した。
「あの……尚哉くんって呼んでいいかな?」
「いいよ」
「尚哉くんはハンターなの?先輩……悠哉さんに素質がないってどういう事?何でお兄ちゃんの事知ってるの?」
「あぁ〜ちょっと待った!ちゃんと話すから一度にたくさん聞かないでくれる?頭が混乱する」
「あ……ごめん」
聞きたい事がありすぎて、質問が溢れてきちゃった。
気を取り直して再度質問する。
「じゃあ、まず尚哉くんと悠哉さんの事を教えて?」
尚哉くんは缶コーヒーを飲み干してから、話し始めた。