遊女と経営者の恋愛事情
「龍也さんって……料理出来るの?」
「出来るから、やってんだろが」
「でも…この前握ってくれたおにぎりは……上手くなかったよ?」
大きさも疎らだったし…。
米粒が糊に着いてたりとか…。
慣れない手つきで作った様な
おにぎりだったよ?
「あれは…滅多に作る事ないからな。おにぎり握るのは苦手だ」
そうだったんだ…。
じゃあ…あのおにぎりは…。
凄く貴重なおにぎりだったんだね。
私の為だけに作ってくれたんだ。