遊女と経営者の恋愛事情

「…突っ立ってるだけなら邪魔だから、暇なら座ってろ」


私をチラッと横目で見た後
カウンターキッチンから見える
ダイニングテーブルへと
顎を使って指した。


「…ほとんど出来てるからする事ないもん。大人しくしてるよ」


さっきまではあんなに優しかったのに
もう、いつもの毒舌の龍也さんに
戻ってるんだから。


飴と鞭を上手に使いわける人。


そう言えば…龍也さんって
色恋話とか聞かないけど…。


彼女とか居ないのかな?


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